ALP
ACCESSがモバイル業界のMicrosoftとなりつつある・・・というお話。
ご存じの通り、携帯電話向けブラウザにおいて、ACCESSは携帯電話用閲覧ソフト「NetFront」が主力で、押しも押されもせぬ世界的なトップベンダです。
NetFrontシリーズ出荷台数は3400万台に到達し、国内のみならず北米で27%(2008年12月調査)、欧州でも30%(同)のシェアをもっているそうです。 また、国内ではワンセグ用BMLブラウザもACCESSの独壇場になっていて、NetFrontシリーズの世界累計搭載台数は現在6億を超えているといいます。
ブラウザというキーアプリを持つ強みは、非常に大きいようです。
そのACCESSが次にうつ手が、ALP ( ACCESS Linux Platform ) というものです。
「ALP」はオペレーションソフト(OS)の部分にフリーソフトのLinuxを採用。
OSにフリーソフトを採用していることから端末メーカーの開発費抑制に役立つうえ、アプリケーション部分のカスタマイズ性の高さから差別化戦略も立てやすいと言われています。
すでに、ALPはNTTdocomoの今秋冬モデルに搭載されることが決まっています。
「iPhone効果で世界的にモバイルインターネットが注目され、高性能ブラウザの需要が高まっている。 また、海外のキャリアは、モバイルインターネットの中で自身が単なる伝送役だけになり、肝心のサービスの主導権をグーグルやアップルに奪われるのを恐れていて、NTTdocomoのように独自サービスを強化しようとしている」
・・・とACCESS社 取締役副社長兼CTOの鎌田富久氏は語っています。
「2012年でLinux搭載モバイル端末の年間需要は3~4億台に達する」とみている調査会社もあるようで、携帯だけでなく組み込みソフトはカーナビやテレビなど高機能化するデジタル家電向けにも採用が進んでおり、ACCESSの活躍の場は拡大を続けていきそうです。
Windows Mobile、iPhone、グーグルが主導するAndroidなどと違い、端末メーカーにしても特定企業の色がないので抵抗が少ないだろうと思われますし、もともとケータイ小型OSとして開発され対応CPUがARM系だけのSymbian OSがこれ以上高機能になるのは容易ではないだろうことを考えると、Linuxはマルチコア対応もすでに商用レベルで対応CPUも多いことから「ALP」が今後のモバイルプラットフォームとして重要な役割を果たすのではないでしょうか。
今秋冬モデルから本格的に採用が始まる「ALP(ACCESS Linux Platform)」が注目です。
ALPとACCESS社の今後の動向に目が離せないようです。
A-Brain r.kozano
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