Amazon「全書籍を電子化しろ。売上の半分以上を渡せ。紙書籍より安く売れ」 出版社大激怒
「こんなの論外だ!」アマゾンの契約書に激怒する出版社員 国内130社に電子書籍化を迫る
このキャッチから始まるアマゾン社からおくられてきた契約書内容に猛反発する出版業界の意見が以下に書かれている。
詳細は以下
http://news.livedoor.com/article/detail/5977004/
例えば、マーケット手数料についていえば、弊社が参入しているスマートフォンのアプリを例にとると、APPLE社のAppStoreやGoogle社のAndroidMarketの手数料が30%となっているが、これは我々の業界でも料率については、「高い」との認識だ。
ところが、今回発表されたAmazon社の手数料については
「アマゾンが推奨するAZWフォーマットで電子化された書籍は、小売価格のうち55%をアマゾンが得る」・・・ということのよう。
おっと、55%は厳しすぎるだろ・・・とおもったが、どうも料率の問題だけではなさそう。
これは私が説明するよりも、記事を読んでもらったほうがいいだろう。
全文読んで皆さんがどう思うかは個々人の判断なのだが、意外だったのが一般の人(出版業界と利害関係のない人たちという意味)の意見が私の思っていた以上に、出版業界に手厳しい内容であったことだ。
例えば
「電子化から発売まで全部Amazonやるなら55%はむしろ安い」
「価格は書籍版より必ず低くせよ」この部分に文句言うのは出版社がおかしい。
印刷代や中間業者の人件費がかからないのに実物の書籍と同じ値段で売ろうなんてどんだけ銭ゲパだ
・・・などの極端な意見までいろいろとあるが、基本的には日本の出版業界に対してはアンチな意見が多いようにみえる。
私個人としては、この手のネットの声については、普段からかなり懐疑的に見ていてネット上で声の大きい人の意見がまるで大多数の意見であるかのように単純に受け取ってしまう、ネット利用者の主体性の無さにも疑問を持っている。
ただし、この件については、これほどまでに一方的に日本の出版社にアンチな意見が多いとは思わなかった。
数少ない知り合いの出版業界の人たちを見ていると、電子化について真剣に悩みいろいろとトライアルをしている会社もあれば、版元は我々だから、電子化させてやってもよい・・・と既存の利権構造が今後も盤石だと信じて疑わない人まで様々。
電子出版がどの方向へ進むかについては予断が許さない状況だが、別の業界で、つい先日似たような現象が起きたことは皆記憶に新しいはず。
「音楽ダウンロードなんて流行らない。」
「日本人はそういう実態のないものは買わない。」
・・・そんなことを多くの音楽業界人は思っていた。
結果としてはどうだろう。 すでにリアルな店頭での販売をネットダウンロードが抜き去っている。
国内音楽DLサイトはいろいろな縛りのせいで伸び悩み、iTunesにシェアを取られてしまった。
出版業界は危機感ばかりを訴えていないで、ユーザサービスとして出版の在り方を根本的に考え直してもっと主体的に電子化に取り組まないとかつての音楽業界と同じ轍を踏むことになるだろう。
昔と違って、黒船が来るのはずっと前からわかっていたのだから。

最近のコメント